鉄の章_02

まるはし150


グレッグ・ペングのデスクから...

Destinyで拡張コンテンツがリリースされるたびに、包括的なサンドボックス調整をすることができます。過去の成功と失敗から学んだり、膨大なプレイヤーデータを通してゲームプレイの様子を監査したりしながら、実行に値する計画を立てています。拡張コンテンツでは、元々ある銃を変更するだけではなく、新しい銃を追加することでもバランス調整を行うことができます。追加することで足りていなかった部分を補えたり、プレイヤーの情熱を満たすことができるためです。

なので、2.4.0の変更は、「鉄の章」の武器生態系と密接に関連しています。


エキゾチック

ファビアン戦法
タイタンの前線を守るという役割を高めるため、ファビアン戦法を使っているプレイヤーは引き金を引いたままの状態にすると、敵を溶かすことができます。
  • この武器でキルを達成すると、自動的にマガジンの一部が補充される。
  • ベースとなる射程距離と安定性を上昇。(それぞれ16%、44%上昇)

トルン
「鉄の章」でトルンが戻ってくるため、武器生態系のどこに位置するのかを再確認することにしました。トルンの強さは何か?
時間経過ダメージ(場所情報と体力回復遅延が提供される)
  • ハンドキャノンの中で連射速度がトップクラス
  • 「デリバリー」を使うことでクラスレベルの射程距離が最高

1年目の失敗を繰り返さないために、このうち1つを除去することにしました。
  • ベースとなる射程距離を25%減少。

ユニバーサルリモート
特殊ウェポン弾の数に左右されないこのエキゾチック・ショットガンは既にその危険性をアピールできていますが、プレイヤーが高度な移動術を身に付けたことで、犠牲になる側でかなりの苛立ちが発生し始めました。射程距離を短くすることで、その手の戦略の効果を少し抑えました。
  • エキゾチックの特殊効果の射程距離ボーナスを75%減少。(ショットガンの最大射程距離が保証されなくなった)
  • 連射速度を上昇。(二次効果としてダメージを減少)

ドレッグの約束
ピストルの再調整(下記参照)に合わせて、ドレッグの約束にもっと愛情を注ぐことにしました。
  • ダメージを8%増加。
  • マガジンのサイズを3増加。
 
悪意の手
悪意の手は今でも「邪神、滅びる」の時に最も輝かしい武器になるようにしていますが、レイドの外で、一部のプレイヤーが悪意の手の弱点を光の祝福で克服しました。ですが、暗黒はこの銃の中でさらに強く煮えた切っています。
  • 悪意の手の使い手へのダメージが光の祝福を排除。
 
ブールの双子座
この多様性の高い武器にも調整が入ります。
  • 内在系特殊効果として大口径弾を追加。

猶予なき時
この武器の場合はその精神をそのまま高めたいと思います。
  • 内在系特殊効果としてヘッドシーカーを追加。


スナイパーライフル
スナイパーライフルは、クルーシブルでも暗黒の従兵に対してでも、かなり効果的に使用されています。ですが、その中でも一部のスナイパーライフルが注目を浴びているようです。中~高の衝撃のスナイパーライフルで、代表的なものに1000mの凝視やY-09 ロングボウ合成があります。

この種類のスナイパーライフルの利点を見てみましょう。
  • マガジンのサイズがそこそこ大きく、衝撃も強いため、1秒ごとのダメージ量が大きい。
  • 標的の捕捉力が高く、「第3の手」と組み合わせると、通常は衝撃の低いスナイパーライフル(ウェイローランの行進など)でしか見られない段階にも到達することができる。
  • スーパースキルを使用中のガーディアンを倒せる。
  • ボディショットのダメージが高く、さらに連射速度が高いため、2発のボディショットを当てられる。

このため、他の類のスナイパーライフルの強みを持ったまま、これと言って短所が見当たりません。使用が偏らないように、2つの要素を変更しました。
  • 中~高の衝撃のスナイパーライフル(1000mの凝視など)のダメージを6.95%減少。
  • 中~高の衝撃のスナイパーライフルを使って、スーパースキルを使用中の生命力が高いガーディアンを一貫して倒せなくなった。
  • ノー・ランド・ビヨンドはこのダメージ減少の影響を受けていない。
  • LDR 5001とY-09 ロングボウ合成の標的捕捉を減少させて同じ種類の他のスナイパーライフルと揃うようにした。

結果として、スーパースキルを使用中の敵を倒したい場合は、連射速度が一番低く、さらにマガジンのサイズも標的捕捉も低いスナイパーライフル(黒いスピンドル)が最も有効となります。

照準妨害(つまり、ひるみ)
「敵のスナイパーに一撃を放ち、その存在を消滅させる。スカウトライフルから最後の弾が飛び出す直前、何かが光って自分が後ろに倒れる音がする。拳を上げて、静かな叫び声を上げる」

これらの変更で、メインウェポンでもスナイパーライフルにもっと対抗できるようにしました。
照準器を使っている時にダメージを受ける時、照準妨害(つまり、ひるみ)に対する初期強度を30%から50%に上昇。
  • その後、撃つごとに妨害に対する強さが増し、100%になるまで上昇。
  • 全体的なスナイパーの照準モードの妨害率を1.85倍から1.9倍に上昇。

バグ
  • エイレーネーのパラメーターバーに誤った連射速度が表示されていたバグを修正。


オートライフル
「鉄の章」で新しいオートライフルが導入されることに関連して、プレイテストでリロードの重要性が低くなっていることが明らかになりました。連射速度の高いオートライフルだと、複数の戦闘にも十分対応していけるからです。弾薬の供給が少なすぎると思わせることは望ましくありませんが、Destinyでは敵に攻撃のチャンスも与えられることも大事だと思っています。

連射速度が中速のオートライフルに距離によるダメージ減少を助けるためとして小さなダメージブーストを追加しました。ですが、それによってキルまでの時間が大幅に短縮されることはありません。
  • 連射速度が最高のオートライフル(消滅のドクトリンなど)の最大マガジンサイズを減少。
  • 連射速度が中速のオートライフルのダメージを1.5%上昇。


ショットガン
連射速度が高いショットガンは敵に強いですが、PvPでは全体的にあまり人気がないようです。以下の変更を施すことで、それを変えようと考えています。まずは、プレイヤー達が大好きなタイタンクラスの武器から。
  • 不動明王: タイタンクラスのショットガンの照準モードでの散弾を減少し(ズーム比を0.1上昇)、ベースとなる安定性を60%増加。
  • フルオートの特殊効果を使っているショットガンの散弾角度のペナルティを減少。ただし、インベクティブには影響しない。
  • 連射速度が高速および中~低速のショットガンのダメージを2%上昇。


パルスライフル
連射速度の高いパルスライフルはクルーシブルで頼りになるので、中速と低速のものに焦点を当てて、3点バーストでキルを依然達成できるようにしながら少し改善しました。
  • ハッケのパルスライフル「リュドミラ D」の連射速度を上昇。
  • 連射速度が中速のパルスライフル(ニルウェンの慈悲)のダメージを僅かに(2%)上昇。


ピストル
ゲーム全体でプレイヤーの装備を見ていた時、ピストルがあまり使われていないことに気づきました。2.4.0でそれを変えたいと思っています。ピストルの射程距離を伸ばし、速度を速くし、予想しやすくします。
  • ピストルの全タイプでダメージを統一。
  • 既存のハッケのピストルのダメージを、連射速度が低速の場合は3%、高速の場合は7%上昇。
  • ベスタ・ダイナスティ、女王の選択のようなヒットスキャンなしのピストルのダメージを5%減少。
  • 全体的に、ピストルの距離によるダメージ減少が発生する位置を少し(0.5m)伸ばした。
  • 全体的に、ピストルの安定性を僅かに上昇。
  • PvEでダメージボーナスを追加。(敵のレベルによって20~30%増加)
  • 「鉄の章」で連射速度の速いピストルが2丁あるため、現在リリースされているピストルの連射速度のバーは全て少しだけ短くなります。
  • これは連射速度をもっと細かく表示できるようにするためで、実際の連射速度に変更はありません。


ロケットランチャー
クラスター爆弾は満足度の高い特殊効果ですが、常に一貫しているというわけではありません。時々、爆弾が効果的な範囲の少し外に着弾し、1桁のダメージしか与えないことがあります。

グレネード&ホースシューズは、ロケットランチャーの特殊効果の中でダントツの人気を誇っています。ロケットがミスする確率を下げてくれますが、その反面、この武器タイプをおもしろくさせる戦闘予知要素の多くが失われてしまっています。

クラスター爆弾を改善し、グレネード&ホースシューズの効果を抑えることで、ロケットランチャーの特殊効果の選択に多様性をもたらし、この武器タイプのテクニックがもっと見られるようになればと思います。
  • クラスター爆弾の爆発の効果的な範囲を上昇。
  • グレネード&ホースシューズの発動半径を1.3mから1mに縮小。
  • トゥルースはこの変更の影響を受けていない。


マシンガン
連射速度の高いマシンガンは、クラウド・コントロールの武器にも効果絶大です。1秒ごとのダメージ量を上昇させることでも、ボス戦などの他の状況で役立ちます。
  • 連射速度が最高のマシンガンのダメージを4%上昇。


ハンドキャノン
この武器タイプの場合は、2.4.0では小さなバグの修正のみ行います。ですが、「鉄の章」に先立ち、連射速度が低い、新しく作り出されるハンドキャノンにはより高い最大射程距離を与えて、プレイヤーがこの武器タイプを選んでくれるようにします。
  • ザオーリの破滅の連射速度バーが正しく表示されていなかったバグを修正。
  • バンガードと武器配給の「降り立ちし邪神」のハンドキャノン(ダウン・ダウト 00-0とクマカトック HC4)のバーが誤っていたのを修正。


フュージョンライフル
この武器タイプも小さなバグ修正のみです。これで、「フュージョンライフルばっかり調整される...」というわけではなくなりましたね。
  • 加速したコイルがパラメーターバーで正しくダメージ減少を反映するようになった。
  • ゲームプレイには変更はなく、表示変更のみ。
  • テクナの怒りのパラメーターバーが誤っていたのを修正。


特殊効果
数ヶ月かけてプレイヤーからの感想を集め、使用量データを分析した後、改善の必要がある特殊効果のリストを作りました。その他、屈強に関しても、上述のスナイパーのひるみをペナルティなしで相殺していたので、その効果を下げることも決定しました。最後に、アーマー貫通弾のような前からあるマガジンの特殊効果を通して、追加で射程距離ボーナスが付与されるようになりました。

ニーダウン
  • しゃがんでから0.5秒後に効果が発動。
  • ひるみ減少効果(25%)を追加し、照準モードのスピードを25%増加。

蘇る力
  • 効果持続時間を5秒延長し、合計15秒にした。

カスケード
  • 機能的変更: 近接キルを達成すると、マガジンが一部自動的にリロードされる。

サープラス
  • 持ち運べる弾薬の量が増加する。

墓荒らし
  • 発動率が20%から25%に上昇。

ゲリラ兵
  • 安定性と射程距離のボーナスを200%増加。(作動時のハンマー鍛造やパーフェクトバランスがボーナスになったような感じ)

マガジンの特殊効果
  • マガジンの特殊効果が射程距離ボーナスを与えるようになった。
  • ベースとなるダメージに影響がなく、パラメーターバーだけを変更させていた衝撃ボーナスを除去。
  • アーマー貫通弾: 射程距離を4上昇し、ハンドリングを4減少。
  • 大口径弾: 射程距離を3上昇し、ハンドリングを5減少。
  • スキップ弾: 射程距離を5上昇し、ハンドリングを3減少し、所持数を5上昇。
 
屈強
  • ひるみの減少度を25%から15%に下げた。
 
最後に、バグの中には小さな更新を通して達成できず、もっと慎重な実装作業を必要とするものがあります。問題の根源がDestinyエンジンの基盤の奥深くにある場合は、大きなリスクが伴います。このバグは修正とテストが本当に難しいバグでした。今回はきちんと修正を入れられていればと思います。

ホタル
ホタルによって発動した効果に関連するクラッシュの修正。

2.4.0の武器調整に関する更新情報は以上です。この情報が役に立つことを願います。質問やコメントなどがあれば送ってください。

[編集者の注記: 更新2.4.0のパッチに関する詳細も間もなく、予定されているメンテナンスとコンテンツリリースに合わせて公開されます。]





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