ファルミネイターのマスク_01


まるはし150


ファルミネイターのマスク_02


「純粋な知覚エネルギーを持った生物を、忠誠を誓うように説得できるのか? 故郷を去る自由は、誰にとっても魅力的なものだ」――カバルの皇帝、カルス
カルスは目の前で音を立てているアークの嵐に向かって手を振った。その巨大なエネルギーが振動し、部屋の中心にある黄金の紡錘につなぎ止められた。
「お前なら素晴らしい影になれるだろう」
壁のパネルがカバルの言葉を描いて燃えた。『小さい船だ』
皇帝は反り返って大笑いした。「お前の種族の星間コンジットに比べれば、どんなものも小さく見える。だが、リヴァイアサンの力は巨大だ。保証する」
『お前に使えてやる。だから、仲間には手を出すな』
「もちろんだ。ワシが欲しいのはお前だけだ。お前はただいるだけで肉を引き裂いてくれる」。カルスが手を動かすと、金属の外殻が頭上の暗闇から下がっていった。こうして、ファルミネイターは新しく使えることになったこの旗艦の甲板を自由に歩き始めることとなった。