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どうもふぇるとです。
11月29日のメンテナンス時に調整されるカードが発表されました。
今回の対象カードは「次元の超越」「水竜神の巫女」「破魂の少女」
「邪悪なる妖精・カラボス」「天界への階段」の5枚です。
では、変更内容を見ていきましょう。

■概要
11月29日に予定しておりますメンテナンス時に、以下の変更を行います。

・ウィッチクラスのゴールドレア《次元の超越》のコストを下記に変更
コスト20

・ドラゴンクラスのレジェンド《水竜神の巫女》の攻撃力、体力を下記に変更
(進化前)攻撃力3/体力4 (進化後)攻撃力5/体力6

・ネクロマンサークラスのゴールドレア《破魂の少女》の体力を下記に変更
(進化前)体力1 (進化後)体力3

・ヴァンパイアクラスのレジェンド《邪悪なる妖精・カラボス》の攻撃力、体力を下記に変更
(進化前)攻撃力5/体力5 (進化後)攻撃力7/体力7

・ニュートラルクラスのゴールドレア《天界への階段》のコスト、能力を下記に変更
コスト2
「カウントダウン 6
自分のフォロワーが破壊されるたび、このアミュレットのカウントダウンを1進める。
ラストワード 次の自分のターン開始時、フォロワーをランダムに3枚、自分のデッキから手札に加える。
ファンファーレ エンハンス 5; カウントダウンを6進める。」

これにともない、11月29日のメンテナンス以降、期間限定で《次元の超越》《水竜神の巫女》《破魂の少女》《邪悪なる妖精・カラボス》《天界への階段》を分解したときに得られるレッドエーテルの個数を変更いたします。

■変更の経緯
まずは10月末のカード変更によるゲーム環境の適正化の進捗をご報告します。次に、第6弾カードパック以降のカード能力のデザイン方針の変更と、そのために必要な11月末のカード変更の説明をいたします。

■10月末のカード変更によるゲーム環境の適正化
11月中旬の高ランクユーザーの対戦データを集計した、デッキタイプ別の勝率ベスト3は以下の通りです。

1位 55.6%『カラボスヴァンパイア』(《邪悪なる妖精・カラボス》を中心にした攻撃的なヴァンパイアクラスのデッキ)
2位 54.4%『原初の竜使いドラゴン』(《原初の竜使い》を中心にしたドラゴンクラスのデッキ)
3位 53.3%『ミッドレンジネクロマンサー』(コストカーブの頂点に《魔将軍・ヘクター》を置いた、相手に応じて攻撃的にも守備的にも立ち回れる中速のネクロマンサークラスのデッキ)

デッキタイプ別の使用率ベスト3は以下の通りです。

1位 12.4%『超越ウィッチ』(《次元の超越》をはじめとするスペルブーストカードを中心にしたウィッチクラスのデッキ)
2位 9.2%『カラボスヴァンパイア』
3位 8.5%『ランプドラゴン』(序盤にPP最大値を増やす能力を使い、中盤から高コストのカードをプレイしていく、いわゆる「ランプ」戦術を使用したドラゴンクラスのデッキ)

勝率については、1位『カラボスヴァンパイア』はやや高いものの、勝率が特に高いデッキタイプはありません。
使用率については、1位『超越ウィッチ』はやや高いものの、使用率が特に高いデッキタイプはありません。

課題となっていた先攻時の勝率が高いという問題について、前回の「10月上旬の高ランクユーザーの対戦データ」では全デッキの総計で53.6%でしたが、今回の「11月中旬の高ランクユーザーの対戦データ」では全デッキの総計で51.3%と、先攻時の勝率が50%に近付いています。

■第6弾カードパック以降のデザイン方針変更、およびそのために必要な11月末のカード変更
第5弾以前のカードパックでは、特定のクラスや戦術を底上げすることを目的とした、強いカードをデザインすることがありました。その結果、これらのカードが想定よりも強かった場合に、特定のデッキの勝率や使用率が高くなり過ぎ、カードの変更が必要になっていました。第6弾以降のカードパックでは、「新カードパックによって新しいデッキタイプができる」というゲームデザインの方針はそのままに、「特定のクラスや戦術を底上げするために強いカードをデザインする」ということを見直しています。

今回「11月中旬の高ランクユーザーの対戦データ」を見て、勝率でも使用率でも特に高いデッキタイプはなく、デッキタイプの多様性とプレイ体験の多様性があり、ゲーム環境が安定してきていると考えています。しかし、「特定のクラスや戦術を底上げすることを目的とした強いカード」が現在のゲーム環境に残っていることも事実であり、これらを採用したデッキが勝率や使用率の上位にあると考えています。12月29日にリリースを予定している第7弾カードパックからは、デッキ構築戦に新フォーマット(デッキ構築形式)「ローテーション」を追加することもふまえ、ゲーム環境の更なる適正化のために、これらのカードを変更することを決定しました。

それでは、今回変更するカードについて説明をいたします。

《次元の超越》を中心にした『超越ウィッチ』は以前から人気のデッキタイプで、10月30日のメンテナンス以降、更に使用率が高まり1位になりました。これまでは、『超越ウィッチ』の使用率、勝率ともに飛び抜けて高くはなかったため、カードに変更が必要だとは考えていませんでしたが、今回の使用率1位を受けて《次元の超越》の変更を決定しました。

『超越ウィッチ』の勝率は48.4%と高くないですが、問題視したのは特定のデッキタイプへの勝率の高さです。バトル序盤から中盤は相手のフォロワーを除去することに専念し、終盤に高コストのフィニッシャーで勝利する、いわゆるコントロール戦術のデッキに対して、『超越ウィッチ』は非常に高い勝率を誇っています。これは、コントロールデッキの決着ターンが遅く、それよりも前に『超越ウィッチ』がコンボを決めて勝つことによります。現状、『超越ウィッチ』が使用率1位であることにより、それを苦手とする決着ターンの遅いデッキは使用しにくいゲーム環境になっていると考えています。《次元の超越》のコストを変更することで、決着ターンの遅いデッキが使用しやすくなり、ゲーム環境がより多様化すると想定しています。

【変更内容】
《次元の超越》
・コスト18
→コスト20

《水竜神の巫女》《破魂の少女》《邪悪なる妖精・カラボス》は、各クラスの多くのデッキタイプで採用されているカードです。Shadowverse運営事務局はこれらのカードを、前述の「特定のクラスや戦術を底上げすることを目的とした強いカード」と認識しており、これまでのカード変更の際、変更する候補に挙げていました。今回の勝率と使用率ベスト3のデッキタイプをふまえ、攻撃力と体力の変更をします。これにより、コストに対して強さが適正になると想定しています。

【変更内容】
《水竜神の巫女》
・(進化前)攻撃力4/体力5 (進化後)攻撃力6/体力7
→(進化前)攻撃力3/体力4 (進化後)攻撃力5/体力6

《破魂の少女》
・(進化前)体力2 (進化後)体力4
→(進化前)体力1 (進化後)体力3

《邪悪なる妖精・カラボス》
・(進化前)攻撃力6/体力6 (進化後)攻撃力8/体力8
→(進化前)攻撃力5/体力5 (進化後)攻撃力7/体力7

《天界への階段》は、「11月中旬の高ランクユーザーの対戦データ」の全デッキの採用カード総計において、採用枚数1位でした。カードをデザインしたときの想定を上回る採用枚数であり、1ターン目にプレイできたときの勝率への寄与度が高いため、カード能力に対するコストが適正になるように変更します。

【変更内容】
《天界への階段》
・コスト1
→コスト2

・【カウントダウン】7
自分のフォロワーが破壊されるたび、このアミュレットのカウントダウンを1進める。
【ラストワード】次の自分のターン開始時、フォロワーをランダムに3枚、自分のデッキから手札に加える。
【ファンファーレ】【エンハンス】5; カウントダウンを7進める。
→【カウントダウン】6
自分のフォロワーが破壊されるたび、このアミュレットのカウントダウンを1進める。
【ラストワード】次の自分のターン開始時、フォロワーをランダムに3枚、自分のデッキから手札に加える。
【ファンファーレ】【エンハンス】5; カウントダウンを6進める。

■カードの変更にともなう補償について
今回の変更にともなう補償として、11月29日のメンテナンス以降、期間限定で以下の対応を行います。

・《次元の超越》《破魂の少女》《天界への階段》を分解したときに得られるレッドエーテル
ノーマル版:250個 → 800個
プレミアム版:600個 → 800個

・《水竜神の巫女》《邪悪なる妖精・カラボス》を分解したときに得られるレッドエーテル
ノーマル版:1000個 → 3500個
プレミアム版:2500個 → 3500個
※ゲーム内の「ショップ」「カード購入」「構築済みデッキ購入」に記載の通り、限定イラストプレミアムレジェンドの《水竜神の巫女》は、能力変更に伴う補償対応を行いません。

この対応は、11月29日のメンテナンスから次回以降のアップデートまでの期間限定であり、期間が過ぎると元の個数に戻ります。詳細な期間は、追ってお知らせいたします。

■カード能力とコストの変更にともなう2Pickのデッキについて
2Pickにてデッキに《次元の超越》《水竜神の巫女》《破魂の少女》《邪悪なる妖精・カラボス》《天界への階段》を編成した状態で中断していた場合、11月29日のメンテナンス以降、変更後のカード能力とコストになります。

■今後のカード能力とコストの変更について
Shadowverse運営事務局はユーザーの対戦データを集計し、より良いゲーム環境にするために、必要に応じてカード能力とコストを変更し、分解したときに得られるレッドエーテルの個数の変更によって補償をいたします。今後も、事前にお知らせした日付で、カード能力とコストの変更の有無を発表し、変更がある場合は原則として発表の翌日にカード変更を行います。

発表の日付は以下を予定しています。

・12月28日発表、12月29日カード変更

※日付は予定であり、変更する場合があります。
※「カード変更がない」場合も、その旨を発表します。
※上記の日付以外でも、Shadowverse運営事務局が緊急と認めた場合は、カード変更をすることがあります。

変更内容は以上です。

「次元の超越」コストが18から20に増えます。
この調整はマイルドにも思えますが、
正直使ってみないと分からないです。
恐らく最初から手札に有る場合は大した
影響はないでしょうが、中盤に引いた場合は
それなりの影響が出るのではないでしょうか。
そうした場合、ミッドレンジ系のデッキには
不利になってくるので、元のコントロールキラーの
位置に戻る可能性が大きいと思います。

「水竜神の巫女」は攻撃力と体力が1ずつ下がります。
進化前のスタッツであれば、大体の2コストのフォロワーの
進化で上から取れますし、進化後でも上から取られる
事はかなり減るでしょう。「水竜神の巫女」の回復効果は
ターン終了時なので、相打ちになってくれれば回復されないですし、
アグロ系のデッキは押し切りやすくなるかもしれませんね。

「破魂の少女」は体力が2から1に減りますが、
これはアグロネクロ等で殴りに行く時に置いた場合に、
「ゴブリン」等のコスト1のフォロワーに倒されるように
なりなすし、効果自体は変わっていないですが体力低下で
進化殴りも相打ちになることが多くなるでしょうし、
ミッドレンジでも盤面の取り合いを考えると痛いかもしれませんね。

「邪悪なる妖精・カラボス」もスタッツ変更で攻撃力と体力が
1ずつ下がります。ただ、「カラボス」の場合は効果がメインですし、
元々サイズ大きく、1ずつ下がっても十分大きいので今回の調整で
一番影響が低いカードかもしれませんね。

「天界への階段」はコストが1から2に上がり、カウントダウンが
7から6に下がります。このカードは色々なデッキに入っていましたし、
コスト1のカードとしては非常に強力だったので、調整としては
妥当かなと思います。置けるタイミングが遅くなり、余ったコストで
置いとくということも少し難しくなりますが、カウントダウンも
減っているので割れるタイミングは変わりませんしね。
このカードの調整で一番影響を受けそうなのは「骸の王」を使った
ネクロでしょうかね。

ローテーションでSTDとDRKのカードが環境落ちするまで
あと1ヶ月ですが、そこまでの1ヶ月で暴れそうな所だと
筆頭は土ウィッチでしょうか。今回、土ウィッチが
調整を免れた理由としては、台頭してきたのが少し
遅かった事が要因かなとは思います。あと1ヶ月、
土ウィッチをどう止めたもんですかねぇ…

といったところで今回はここまでです。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。


記事:ふぇると