Destiny2_01


まるはし150


現時点でDestiny2は過疎っています。恐らくDestiny1の末期である2017年8月よりも人がいないと思います。第一弾DLCが発売されたばかりなのでかなり厳しい状況と言えます。
D1末期でさえ毎週オシリスの試練をプレイしていた猛者達でさえ引退した人も多く、有名クランでさえ人が残らずクランとして活動できていないクランも多いようです。

そんな中、当クランはゴールデンタイムに30人~50人のメンバーがログインし、毎晩レイドやクラン内戦、フルパでのPvPプレイなど活発なクラン活動を続けています。規模や目標によっては参考にならない部分もあるかと思いますが、クラン運営の参考になればと思い記事を書きました。


過疎ることを前提にしたクラン作り
当クラン084ZはDestiny2が過疎ることを前提にして作ったクランです。なのでゲームが過疎った時にどうしたら人が残るのか?どうやったら人が入ってくるのか?を考えてクランルールやクランの基盤を作りました。
と言うのも、Destiny2のベータの反応は悪かったし、Destiny1も3年目はかなり過疎化が進んでいたので、Destiny2はDestinyよりも売れないであろうこと、過疎化が早く進むであろうことが容易に想像できました。なので、Destiny1時代の失敗を踏まえた上でクランを作って行きました。


どうしたら活動的なクランになるのか?
まず、一番の課題は活動的なクランにすることです。どうしたら活動的なクランになるのかを考えれば自ずと答えが見えてきます。簡単な話で活動的な人だけを入れていけばクランは活動的になります。
そのためには入隊時にどのぐらい活動しているのかなどプレイ状況を確認し、基準に満たない人はお断りする、基準を満たしている人であってもクランに入った後の活動状況で除隊にできる状況を作っておくことが必要だと思います。
経験上、クランに入ったら活動的になります!と言う人はだいたいクランに入っても活動的にはなりません。なので、上手い下手よりもプレイ頻度の高いプレイヤーをクランに招いた方がより活動的になります。


ノルマの導入
そこで考えたのがノルマの導入です。月に4回以上の活動をすると言うノルマを作りました。
けっこう緩そうなノルマなんですがD1の頃にノルマ導入の話をして大反対されました。結果として50人以上のクランで10人以上のメンバーがD2になる前にやめています。(半分ぐらいのメンバーがD2になって戻ってきましたが・・・)なので、もしノルマのないクランでノルマを導入するということであればメンバーと良く相談した上で作った方がいいと思います。
ノルマをどのぐらいにするのかは、クランの方向性によっても変わってきます。ガチクランにするのであれば厳しいノルマにした方がいいですし、カジュアルクランなら緩いノルマじゃないと人も入ってこなくなります。場合によっては今いるメンバーも達成できないと言うこともあるので慎重に決めた方が良いですね。当クランでは忙しい学生や社会人が忙しい時期だけノルマを免除することも行っています。
それと大事なのが入隊時のノルマです。当クランでは入隊後1週間以内にクランメンバーと活動しない場合は除隊となります。1週間以内にクランの活動しないメンバーはその後もクランで活動することはほぼありません。



ノルマのチェックの仕方
クランでのノルマのチェックはリーダーという役職を持ったメンバーが8人いて毎月メンバーの活動状況をチェックしてくれています。毎月期日の1週間前にノルマを達成できていないメンバーに通知し期日までにノルマが達成できなかったら除隊としています。通知方法はディスコードでコミュニティを作っているんですがその中で「肩ポン」と言う役職を作りノルマを達成していないメンバーの名前が真っ赤になります。毎月この肩ポンになる人は10人前後、そこからノルマを達成する人が8~9割、残りが除隊になる感じです。


ノルマ導入のメリットとデメリット
メリットは単純に幽霊部員がいなくなります。プレイしていないメンバーは除隊となるので稼働率が100%になります。デメリットはチェックがめんどくさいと言うことぐらいです。が、当クランの場合リーダー達が優秀で進んでチェックしてくれているので自分は楽をさせて頂いています。


ゲーム外のコミュニティを作る
ゲーム以外での連絡手段としてコミュニティを作ることも重要です。自分達は元々Skypeを使っていましたが、時代の変化もあり現在はディスコードでコミュニティを作っています。

ディスコード

ディスコードの便利なところは1つのサーバーを作ればいくつものチャンネルを作ることができ、用途に合わせて使い分けができます。クランルールだけを書いたチャンネルや、プライベートの話などもできる雑談、PvEやPvPごとの募集掲示板、質問などを専用に書き込めるチャンネル、頻繁に使うデータなどをまとめておくチャンネルなどを作っています。
それ以外にも名前の色で最近入ったメンバーだったり、聞き専、耳の聞こえないメンバー、PvPに力を入れているメンバーなどどういったメンバーなのか分かるようにしています。
特に当クランは人の出入りが激しいので、新しく入ったメンバーが打ち解けやすいように名前は「呼びやすい名前@PSID」と言うように統一しています。人の名前を呼ぶのはコミュニケーションの第一歩です。呼びにくい、読めない名前だとそこで溝ができてしまいます。


クラメンナイトという雑談イベント
コミュニケーションの一環でクラメンナイトというクラメンが雑談する配信を週一で行っています。募集だけだと時間があわなかったりで一緒にプレイできない人も多いですが、雑談イベントを通じてクランの親睦を深められればと思っています。全員が参加したわけではないですが、こういったイベントをやっている成果もあってD1の頃よりも話したことない人が減りましたね。
外部向けにこういったクラメンが参加するイベントを配信することで084クランを知ってもらうと言う狙いもあります。
また、新しく入ったメンバーには積極的に参加して貰うように呼びかけることでクランにより早く打ち解けて貰うきっかけにもなると思います。
下記の動画はクラン内の問題点を話し合おうと言う趣旨で行った配信でかなりクラン内のことをぶっちゃけています。




クランで活動する仕組み作り
Destinyをプレイしていても、外部のフレンドや、固定パーティーでのプレイが多くてもクランが活性化しません。なのでPvPラリー、PvEラリーというクラン内で勝利数やクリア数を競うイベントを行っています。この勝利数やクリア数はクラン内の募集掲示板で募集か参加をしないとカウントされない仕組みなのでクラン内での募集が活発になります。募集が増えれば募集しているからプレイしようと言うメンバーも増えるので活性化に繋がります。
このラリーは優勝するとPvP、PvEそれぞれ1名ずつ1週間「キング」と言う称号が与えられディスコード内で他のメンバーよりも目立つようになります。4週間連続で1位になるとヘッドセットが貰えると言う特典がついています。


ラリーの効果
ラリーがものすごく効果的かというとそこまで効果的でもないです。やっぱり上位になる人は同じ人が多いし、まったくやらない人はやらないです・・・。ただ、それでも募集が増えるのでPvPにおいてはそれなりに効果が出ていると思っています。
PvEに関しては難しいところで、効果としては今のところ微々たるものです。


PvPに寄せる
PvEクランを作るのは正直難しいです。次のレイドが出るまで毎週3キャラ行くメンバーを集めるのは難しいと思います。装備が揃ってしまうとPvEはやることがなくなってしまうんですよね。海外でよくあるタイムアタックや少人数クリアやソロクリアに熱中するメンバーは少ないです。なので、よっぽどじゃない限りクランでPvEに寄せると失敗します。
反対にPvP好きはひたすらPvPをやってくれるのでクランとしてはPvPに寄せて行った方が成功すると思います。


PvPの強いクランにする、強いメンバーを引き抜く
当たり前ですがPvPに寄せるならやっぱりPvPが強い方が人も集まりやすいし、人も残りやすいです。俺自身が強くなればこれは解決するんですが、どうしても才能もあるのでこればっかりは努力では解決できませんね。なので強いメンバーの引き抜きは重要です。D1で有名だったあいうえおばけさんやゆーじ先生、たなとすさんの加入は大きいです。ただ、うちぐらいの強さのクランでこのメンバーを引き抜くのは正直難しいと思います。やっぱりブログがあっての加入なので宣伝する媒体のないクランでは地道に活動していくしかないと思います。


成長できる環境を作る(現状の課題)
これはどうやって実現しようかと色々考えていたんですが、強いメンバーが入ってくれたお陰で少しずつ答えが見えてきました。おばけさんが加入した時に「1週間に150勝すれば強くなりますよ」と言う言葉があってPvPラリーは生れ、数をこなし経験値を積むことで強くなれる人もいると信じています。
そして、一番大きな出会いはたなとすさん。ネット上で悪評も多いですが、Destinyに対する熱意は誰よりも強く、厳しすぎる指導はクラン内でも問題になることもありますが、今後の084クランの成長はたなとすさんにかかっていると思っています。
また、外部の猛者と呼ばれる人を定期的にクランのコミュニティに招待する試みも始めました。


クランの意識改革(現状の課題)
たなとすさんは国内でもトップレベルのプレイヤーですが、あまり強くないメンバーとも頻繁にプレイをしてくれます。(厳しすぎる指導が若干問題ですが・・・)やっぱり上手いプレイヤーと一緒にプレイすることで今まで見えていなかったものが見えるようになるし、そういう機会があるだけでも大きいです。感情的な教え方はマイナス面もありますが、一メンバーに一流のコーチングを望むのも違いますし、いきなり教え上手にはなりませんので、現状はついてこれる人はスパルタ教育でもいいのかなと思っています。(スパルタ教育が嫌なメンバーもいるので「暴言NG」と言う拒否権があります。)
たなとすさんの加入でクラン内の考えも大きく変わりました。
言葉にするのは難しいですが、「楽しくやりたい=負けてもいい」ではないんですよね。ナインの試練に行く人はやっぱり無敗を目指して行くわけです。無敗を目指すと言うのはプレイヤースキルによってはものすごく難しいです。俺と同じぐらいのメンバー4人で無敗を目指すと言うのはほぼ無理です。そこにたなとすさんクラスのメンバーが加わることで無敗が見えてきます。だから強い人の募集はすぐに埋まります。そこには甘えがあるんですよね。たなとすさん加入前にも強いメンバーはいましたがたなとすさんほど頻繁にクラメンとプレイするメンバーはいませんでした。強いメンバーは自分と同じぐらいのメンバーといけば負けることは少ないですし、弱いメンバーとプレイするメリットがほぼありません。本人達は口にはしませんが負けることがストレスになるわけです。だからクランでプレイしなくなります。そう言ったプレイヤーは負けたことに対して何も言わないのでキャリーされているメンバーも「勝ちたい」「強くなりたい」と言う強い意志が生れにくく、成長せず両者に取ってマイナス面の方が大きかったです。やっぱり強くなりたいと言う強い意志がなければ成長はないし、クラン内でのレベル差や温度差がありすぎると一緒にプレイするのは難しくクランでの活動が減っていきます。特に当クランの場合はがちクランではないのでその辺のバランスは今後の課題でもあります。


固定パーティーの問題(現状の課題)
どこのクランでも固定パーティーの問題は出てくると思います。当クランの場合は固定パーティーのメンバーもちゃんとノルマを達成しているので特に難しいところです。やっぱり仲の良いメンバーとプレイしたいと言うのもわかりますしね。ただ、Destinyの場合、固定パーティーは目に見えてわかってしまうので他のメンバーからも不満が出てしまうことも多く、PvPラリーやノルマなどでクランでプレイする理由やメリットを作り固定パーティー削減を目指しています。
「PvPの強いクランにする」にも当てはまるんですが、クラン自体のレベルが上がれば固定パーティーも少なくなると思っています。PvPなら結局は勝てないからと言う理由で固定パーティーになりやすいし、PvEならレイドクリアに時間がかかるからと言う理由で固定パーティーになりやすいと思います。反対に上手いプレイヤーとやりにくいからと言う理由で固定パーティーになってしまう場合もありますが、いずれにせよクラン全体のレベルアップで少しは改善できるのかなと思っています。クラン全体のレベルアップは・・・結局のところプレイするしかないんですよね。


古いメンバーより新しいメンバーを優遇する
優遇をすると言うのもちょっと違うんですが、新しいメンバーは入隊した時に基本的にクラン内に知り合いがいないことが多いです。そうすると何か問題が起きた時に庇ってくれるメンバーがいないので孤独になりやすいのでクラマスぐらいは新しいメンバーを優遇してあげるといいんじゃないかなと思っています。


やる気と目標(クランはどこへ向かうのか?)
やっぱり大きな目標がないと難しい。プライベートマッチが来ると内戦や個人大会を開いたり、クラン内大会なども開きやすくなります。大会など開けるようになれば大会で優勝すると言う明確な目標ができるのでわかりやすくていいんですよね。
クラン内だけでなく、外部向けにクラン対抗リーグ戦というものを考えています。アイデアだけは固まってるんですが、あとはプラベが来たときにリーグ戦ができるほどクランが復活もしくは残っているかですね。





早くプラベこーい!



あ、クラメンも募集してますよ・・・