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なぜ今更ナーフされるのか?「ルナの遠吠え」「受け継がれる思い」のナーフは一部の人達に不満を与えただけだろう。つまり、一部の人達とはクルーシブル最高峰の武器を手に入れた人達のことだ。

Bungieは膨大なデータを見て、「ルナの遠吠え」と「受け継がれる思い」の両方がクルーシブルで圧倒的に優勢だと判断した。特に「雄大な遠吠え」は精密ヒットにボーナスダメージを与える。

何が問題?これは両武器が2発のヘッドショットであなたを倒すことができる唯一無二のハンドキャノンに変える。(2つあるけど)この極めて早いキルタイムは、多くの場合、対戦相手は対抗手段を持たない。

ナーフは2つ。1つは「ルナの遠吠え」と「受け継がれる思い」の連射速度を150rpmまで少し下げた。もう1つは「雄大な遠吠え」の効果がボディショットダメージを増加するだけになった。つまり、2タップキルはできなくなり、代わりに2回のヘッドショットと1回のボディショットでキルできることになる。Bungieによるとこれらは依然として強力であるが、以前ほど強力でなくなった。

これは複雑な心境だ。これらの銃を対戦相手が持っていたなら「雄大な遠吠え」を介した恐ろしく早いキルタイムに対抗できる銃がないことは理想的ではない。過去1年間にクルーシブルをプレイしたことがあるのならこの「ルナの遠吠え」と「受け継がれる思い」により瞬きする間に倒された経験はあるだろう。これは、スキルの問題ではなく、彼らがより強い武器を持っていたからだと、公平ではないと感じるだろう。

一方でそれは許容できる問題だ。これらの銃は確かにクルーシブルで人気があるが、それらが存在することでモードがプレイできないわけではない。超強力であっても、人々は時間経過とともに飽きてしまうのでそれらをあまり見かけることはなくなった。文字通り、多くの人が3ヶ月間グラビトンランス以外を使わなかった時代のようには感じられない。

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更には、今のところ年間パスに新しいコンテンツはないのでクルーシブルは最高の状態ではない。明らかに、最近のBungieはクルーシブルに関心は感じられず、デスティニー3でPvPがなくなると言う噂をわざわざ否定しなくてはならないほどだった。それらを踏まえると、クルーシブルが大好きなハードコアプレイヤーが苦労して取得した2つの最高峰武器をナーフすることは最善な方法ではないだろう。

これは、サンドボックスの変更に長い時間をかけすぎたBungieの落ち度だ。もし、「ルナの遠吠え」が登場して2週間後にBungieが「これは強すぎる。2ショットキルはおかしい。」と言ったのなら変わっていただろう。半年も経って重要なナーフを決定するのはおかしなことだ。更に、ナーフしたにも関わらず修正が必要なほどアンバランスだ。デスティニーコミュニティは「ナーフ」と言う単語に過敏だ。何の脈絡もなくこれらを行うのは最善の方法ではないだろう。

これらの調整は必要なことではあるが、現時点では、残っているクルーシブルが大好きなハードコアプレイヤーに動揺を与えるだけだった。しかし、「ルナの遠吠え」と「受け継がれる思い」がそれほど強力でなくなれば、カジュアルなクルーシブルが戻ってくる可能性もある。だからと言って、これが何を意味するのかはわからない。もしかすれば、過激なアイテムの変更は既に織り込まれている大規模な変貌の一部であり、リリース目前にそれらの芽を摘み取っているのかもしれない。


記事:稲森
参照元:forbes