
zylTVくんの父親はステージ4の癌を患っており、父親の治療費を捻出するため1日10時間以上Twitchで配信をしていた。zylTVくんは大人気のフォートナイトをプレイするだけでなく、ソーシャルストリームとして会話をしたり、他のゲームをプレイしている。
父親の癌は肺と肝臓に転移しステージ4の直腸癌と診断された。医者には生存率は20%と言われたが彼は諦めていなかった。zylTVくんはTwitchで配信を始めて13000ドル(約140万円)以上の資金を集め、当初の目標である5000ドル(約54万円)を超えた。zylTVくんが集めた資金は父親の治療だけでなく旅費までカバーする。
目標額を集めたzylTVくんは父親を配信に出演させ、自分がどうやって資金を集めたのかを説明した。このクリップは70万回以上再生されている。
海外のゲームコミュニティは慈善活動に積極的だ。例えばGames Done Quickは慈善団体のために数百万ドル集めている。また、デスティニーファンはセント・ジュード・チルドレンズ・リサーチ病院のために50万ドル集めた。一部の組織は、ビデオゲームによる慈善事業を念頭に置いて設立されたものもある。The AbleGamers財団は障害を持つゲーマーがよりビデオゲームを楽しむためのテクノロジーと結びつける組織だ。
ビデオゲーム業界の成長と共に、より多くの慈善団体が資金を調達する手段としてゲームを利用することが増えてきている。zylTVくんのように個人として資金が必要な場合も、GoFundMeのような伝統的なクラウドファンディングを使用するのではなく、ビデオゲームがより効果的に資金を集める助けになるかもしれない。
記事:稲森
情報:gamerant
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