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Destiny2: 影の砦が明日リリースされる。影の砦リリースに伴い当ブログも新たな試みとしてDestinyの伝承やストーリーの考察を定期的に動画として公開する予定でいる。第一弾は夢見る都市の呪いについてだ。



このお話のタイムライン
古代
  • 数十億年前、虫と共生する種族ハイヴ誕生。
  • 叔母サバスンに欺されてクロタがベックスを呼び出す。(ハイヴとベックスはじめて出会う)
  • ベックス軍はキュリアを呼び出すもオリックスに一括される。
大崩壊前
  • トラベラーに懐疑的な人類がヤン・リーウェイ号で植民惑星を探しに旅立つ。
  • トラベラーと暗黒が特異点を作り傍流の地とアウォークン誕生。
暗黒時代
  • 女王の気まぐれで傍流の地を捨て夢見る都市を建造。
  • ユルドレン、夢見る都市にリベンを拾ってくる。
シティ時代 中期
  • アハンカーラの力を恐れた人類によってアハンカーラ狩りが実行される。
  • 恐らくこの時期にフィクルルはハウス・オブ・ウルブズを追放されたと思われる。
シティ時代 後期(Destiny1:2年目 降り立ちし邪神)
  • 邪神オリックス太陽系に現る。
  • 恐らくこの時期にオリックスは夢見る都市でリベンに会う。
  • 宿られし軍との戦いでマラ女王死亡。ユルドレンは脱出し火星に墜落。
  • ガーディアン、オリックスを倒す。
  • 恐らくこの時期にサバスンは夢見る都市へ行きリベンに会う。
  • リベン、夢見る都市脱出。
勝利の時代(Destiny1:3年目 鉄の章、Destiny2:1年目カバル戦争)
  • ユルドレン、女王を探す。恐らくこの時期にリベンと出会い宿られる。
  • ユルドレン、カバル戦争の最中、ハウス・オブ・キングスと同盟を結び女王を探す。
  • ユルドレン、フィクルルを助ける。スコーン誕生。
  • ユルドレン、ペトラとケイド6に捕まりエルダーズプリズンに投獄。
新たな黄金時代(Destiny2:2年目 孤独と影)
  • ユルドレン、ファナティックに助けられ脱獄。
  • ユルドレン、ガーディアンに殺される。リベン、夢見る都市に脱出。
  • リベン、ガーディアンに倒される。夢見る都市、呪われる。(タイムループの始まり)
  • ドゥル・インカル、ガーディアンに倒される。
  • 夢見る都市、リベンを倒した直後に戻る。

用語、人物紹介
マラ・ソヴ
アウォークンの二代目女王。2番目にアウォークンになった人物でもある。女王の身でありながら単身山籠もりするなど自由人。宿られし軍との戦いで魂だけの存在となった。

ユルドレン・ソヴ
マラ女王の双子の兄。救いようのないシスコン。宿られし軍との戦いで妹マラと共に死ぬと決めていたものの恐くなったのか脱出した。リベンによって宿られ、スコーンを生み出したり、夢見る都市のゲートを開けたりとやらかしまくった。ケイド6の仇討ちでガーディアンに殺されるが後にゴースト「プルドポーク」によって復活する。

ヤン・リーウェイ号(エクソダス・グリーン)
大崩壊の前、トラベラーに頼らず生きることができる惑星を探すため旅だったコロニー型宇宙船。船長は初代アウォークンの女王 アリス・リー。乗組員は900人。搭乗者は4万人。女性が3万111人、男性が1万295人、他485人。マラやユルドレンの他に、マラたちの母親オサナも搭乗している。また、後にナインの使者になるオリン、砕かれた玉座に石像が建てられているスジュール・エイドも搭乗している。

フィクルル(狂信者ファナティック)
ガーディアンに襲われ瀕死の重傷を負うもユルドレンに助けられたと勘違いし父親のように崇拝する。スコーンたちのリーダー。もともとはハウス・オブ・ウルブズのアルコン・プリーストだったが偉大なる機械トラベラーやサービターなど機械崇拝に反対し追放された。その思想はD1の鉄の章に登場するデビル・スプライサーに影響を与えた。ガーディアンに殺されるも蘇りストライク虚ろな空間のボスとして登場する。

フォールン
元々トラベラーに庇護され繁栄した昆虫型種族。フォールンと言う名前は人類が名付けた蔑称でエリクスニーが正式なもの。ハウスと呼ばれるグループに分かれて暮らしている。トラベラーに庇護される人類を妬み太陽系にやってきた。

ハウス・オブ・キングス
フォールンの主要なハウスでトラベラーに庇護されていた頃から続く伝統のあるハウス。ユルドレンが女王を探すために同盟を結ぶも面倒になり手下であるスコーンのリーダー フィクルルに命じて滅ぼした。

スコーン
ユルドレンによって助けられたシュクルルのエーテルが暗黒に染まりダークエーテルになったことで誕生したアンデッド系フォールン。首を切られても死なないなど不死性もある。ユルドレンの死後、シュクルルやバロンのマシーニストは復活するも何度も倒されスコーンは弱体している。

エリス・モーン
D1のDLC「地下の暗黒」、D2の拡張「影の砦」に登場する。D1のレイド「クロタの最期」のボス クロタを倒そうとエリアナ3やトーランドとファイアチームを組みクロタの神殿に乗り込むが返り討ちにあいひとりだけ生き残った元ガーディアン。失った視力の代わりにハイヴの目を移植するなどチャレンジャー。ガーディアンになる前、無謀にも真冬の川を泳いで渡ろうとし溺死する。向こう見ずな性格は生まれついてのもの。イコラ・レイの諜報機関 潜みし者のメンバー。

粉砕のトーランド
ハイヴが好き過ぎてタワーを追放された狂えるウォーロック。タナトノートでもある。エリス・モーンに誘われてクロタ討伐に行くも、ハイヴによって身体は粉砕し魂だけの存在になって亞空間を彷徨う。亞空間で女王とも出会い恫喝している。今の方が肉体に縛られず有意義な人生を過ごしているかもしれない。

リベン
幼い頃ユルドレンに拾われ夢見る都市に連れて来られたアハンカーラ最後の生き残り。ユルドレンの死後、夢見る都市に脱出するもガーディアンによって倒される。死んだ後も夢見る都市に呪いをかけるなど迷惑なアハンカーラ。女性。

アハンカーラ
願いを叶えるドラゴンと言われる姿を変える生物。取引したものを自殺に追い込んだり、夢見る都市を呪ったりと人類にとって邪悪な種族で、タワーの決定でアハンカーラ狩りが実行され滅ぼされた。ナインと関係がありそうな記述がある。

傍流の地
トラベラーと暗黒の衝突で誕生したアウォークンたちの故郷。時の流れが遅い。

邪神オリックス
D1の拡張「降り立ちし邪神」のストーリーおよびレイド「邪神、滅びる」のボス。今のハイヴの祖でもあり、ハイヴ神三姉妹の長男。元女性。何億年も掛けて、「あれ?実は虫の神に利用されてるだけじゃね?」と気がついたおバカさん。息子クロタを殺され復讐のため太陽系に乗り込むもガーディアンに倒される。

魔女の女王サバスン
ハイヴ神三姉妹の次女。才女。知識欲旺盛でこの世の秘密を解き明かそうとしている。D1のマロック、バルウー、砕かれた玉座のドゥル・インカルのお母さん。

戦いの神シブ・アラス
ハイヴ神三姉妹の末妹。戦いこそが全て荒くれガール。子供もいるがボスクラスの強力なハイヴは今のところゲームに登場していない。

ドゥル・インカル
母サバスンに命じられて砕かれた玉座を守る。3体のダークブレードに守られる箱入り娘。

虫の神(虫)
ハイヴの故郷であるガス惑星「郷地」の深海に住む古代 寄生虫の種族。暗黒の手先。ハイヴと共生し宇宙征服を企む。

虫の神 エイル
虫の神五人衆の1体。秩序の番人。虫の神アッカ死亡後、最強の虫の神になる。

ハイヴ
ガス惑星「郷地」に住む元々は寿命が10年足らずの脆弱な種族。虫の神と契約することで不死の力を手に入れる。

宿られし軍
オリックスが虫の神アッカを倒したことで手に入れた暗黒の力。暗黒に選ばれたものにしか使えない力であり、相手の命を奪い使用者の意のままに操ることができる。中にはリベンのようにその意思を奪わず宿らすこともできる。テクナ・ウィッチのシュロ・チーやカリがそうであるように宿られても元に戻すこともできる。現在はサバスンが宿られし軍を動かしていると考えられている。

亞空間
日本語訳では冥界とも訳される。暗黒に関連する宇宙、代替現実。オリックスの玉座の世界やナインの未知なる空間も亞空間にある。

ベックス
タイムトラベルする人工頭脳を持った機械種族。その起源は知られていない。時空をまたぐ超知的思考ネットワークであり、通常出会うベックスはただの外装でマインドコアと呼ばれる知性を入れる器であり、ベックスの機能の中核を担うマインドコアはベックスミルクと呼ばれる流動体。

キュリア・ブレードトランスフォーム
ハイヴとの戦いでオリックスの玉座の世界と剣と血の魔術を解析するためにベックスによって呼び出されたアクシス・マインド。オリックスとのシミュレーションで宿りの力を習得している。

暗黒
深淵とも呼ばれる光と相反する力。古よりトラベラーと戦っており、ガーディアンの中でも人類が理解できない力、ハイヴなど人類の脅威の象徴などと意見が分かれている。アウォークンは内に暗黒を持っているとも言われている。ベックス、ハイヴ、宿られし軍、スコーンは暗黒の力を引き出している。

トラベラー
古代の強力な機械。人類にとって光の象徴とも言うべき存在。タワーにある白い球体。人類に英知を授けたが、そのおかげで光と対立する種族や光を求める種族を太陽系に引き寄せる巨悪の根源。



影の砦で夢見る都市の呪いは解けるのか?
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今回の話は伝承「不都合な真実」の一説からことを発する。それは「行動:選択:反応」に書かれている。

「『光』のレベルを999まで上げて、単独でドゥイ・インカルを倒せ。そうすれば『夢見る都市』の本当の終わりが解除される」

この伝承が公開された「孤独と影」リリース当初パワー999は夢物語だった。しかし、影の砦ではパワー上限が960まで上り、アカウントでパワーを共有できるシーズンアーティファクトが導入されることでパワー999が現実の物となった。

ここで言う光とはパワーのことで、これはパワー999に上げて砕かれた玉座のドゥル・インカルをソロで倒すと夢見る都市の呪いが解けると解釈できる。


リベンによって呪われた夢見る都市
リベン

夢見る都市の呪いはリベンによってもたらされた。リベンはアハンカーラ最後の生き残りと言われるレイド「最後の願い」のボスである。アハンカーラは願いを叶えるドラゴンと言われ姿を変えることができる生物だ。具体的には取引した相手の願いによって姿を変えることができるようだ。アハンカーラがもたらす知識は有用ではあったが、その性質は善ではなく必ずしも相手を幸福にするとは限らない。現に「最後の願い」であるガーディアンの夢見る都市の平和は歪んだ形で叶えられ夢見る都市は呪われてしまった。リベンではないが、別のガーディアンがアハンカーラと取引をし自殺する事件が起きた。これによってタワーのガーディアンによって危険だと判断され偉大なる狩りと呼ばれる「アハンカーラ狩り」が行われアハンカーラは絶滅することになる。アハンカーラ狩り後、木星やイオで目撃されたと言う噂もあるが定かではない。

リベンは幼い頃、ユルドレン王子に拾われ夢見る都市に連れて来られた。リベンのその願いを叶える能力は夢見る都市の建造に役立ったようだ。シティ時代、「アハンカーラ狩り」が行われ夢見る都市にいたリベンは助かったが、アハンカーラの力を恐れた女王マラによってリベンは檻に幽閉された。

リベンが幽閉されるとしばらくしてDestiny1の2年目にあたる「宿られし軍との戦い」が勃発する。宿られし軍との戦いは月に侵攻していたハイヴの王であるオリックスの息子クロタがガーディアンに倒され、その復讐を果たすためオリックスが太陽系にやってきた。この戦いでアウォークンは宿られし軍に対抗するが、女王マラ・ソヴはタワーを追放された狂えるウォーロック 粉砕のトーランドと同じように肉体は粉砕し魂だけの存在となって亞空間を彷徨うことになる。この戦いで王子ユルドレンも死亡したような描写があったがすんでの所で脱出し難を逃れた。

宿られし軍との戦いの最中、オリックスは夢見る都市へ行きリベンと対面し取引することになる。その際にリベンは宿られたようだ。その後、オリックスはガーディアンとの戦いに敗れ、オリックスの妹である魔女の女王サバスンがハイヴの覇権を握ることになる。サバスンは夢見る都市へ行きリベンと対面した。リベンはサバスンの願いによって姿を変え檻から脱出し、火星に不時着し妹マラを探すユルドレンと出会い彼の願いを叶えた。その際にユルドレンも宿られたような描写が伝承にはある。

女王を探すためユルドレンはフォールンのハウス・オブ・キングスと同盟を結んだ。その後、ガーディアンによって致命傷を負ったフォールンのアルコン フィクルルと出会う。フィクルルは死んだフォールンを暗黒の力で蘇らせたスコーンのリーダーとなる狂信者ファナティックのことだ。フィクルルはガーディアンのゴールデンガンを受けてフォールンの生命の源であるエーテルを流し死にかけていた。哀れに思ったのかユルドレンは死にかけているフィクルルを見て涙を流し助けたいと願った。その願いをリベンは叶え、ユルドレンの涙を暗黒に変え、フィクルルのエーテルに流れ込みダークエーテルへと変えた。ダークエーテルの力によって蘇ったフィクルルは自分を助け、新たな力を授けたユルドレンを父親のように崇拝することになる。新たな力を得たフィクルルは古き機械崇拝から抜け出せないフォールンのハウス・オブ・キングスを滅ぼした。

ユルドレンとフィクルルはしばらく別行動を取るが、ユルドレンはペトラ・ベンジとケイド6に捕まりエルダーズプリズンに投獄された。フィクルルはスコーンを率いてユルドレンの脱獄を助け、孤独と影のストーリーに続いていく。

ケイド6を殺したユルドレンは徐々に暗黒に支配されていくことになり、ユルドレンの願いである女王の姿をした「リベンの声」に欺かれ、夢見る都市のゲートを開き、リベンの声に取り込まれてしまう。リベンの声はフォールンサービターと血肉が融合したリベンに仕えるキメラだ。リベンの声とユルドレンはガーディアンによって倒されたが、リベンは一時的に開いたゲートから夢見る都市へと逃げ出した。

アウォークンはバンガードとガーディアンに助けを求め、ガーディアンはレイド「最後の願い」でリベンを打ち砕く。リベンはガーディアンの「最後の願い」である夢見る都市の平和を叶えるが、歪んだ形で叶えられ、夢見る都市は永遠に荒廃し呪われてしまった。


夢見る都市の呪いにはハイヴが関わっている
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ハイヴは数十億年前から続く種族で、もともとは寿命が10年足らずの脆弱な種族だった。ハイヴの王家に生まれ、後にハイヴの神となる邪神オリックス(アウラッシュ)、魔女の女王サバスン(サソナ)、戦いの神シブ・アラス(シイ・ロ)は父を殺し王位を奪った裏切り者タオックスに復讐を果たすため、故郷のガス惑星「郷地」の深海に潜む寄生虫の種族である虫の神と契約し、虫と共生することで不死の力を手に入れた。しかし、この力は力が大きくなれば虫の食欲も大きくなり、力を求めることをやめれば虫に内側から食い破られてしまう呪いとも言えるものだった。オリックスたちは虫によって得られる力よりも虫の飢えの方が日増しに強くなっていくことを感じ、ハイヴは虫へ無限の貢ぎ物を与える研究をしていた。この無限の力を得るためサバスンはアウォークンの不死の力に目を付け、アウォークンの故郷である傍流の地を探している。

アウォークンは元々トラベラーに懐疑的な人々が大崩壊の危機を察し、トラベラーの力に頼らず生きることのできる惑星を探すために旅だったコロニー型宇宙船ヤン・リーウェイ号に搭乗した人々で、暗黒に呑み込まれそうになった時、トラベラーの光によって誕生した宇宙ポケットを含む特異点である傍流の地で目覚め不死になった人類だ。その内には暗黒を宿しているとも言われている。ヤン・リーウェイ号には後にアウォークンの女王になるマラ、その兄ユルドレンやナインの使者となるオリンなどが乗っていた。傍流の地は時の流れが緩やかで通常の世界から切り離された世界だ。

傍流の地を探すためサバスンはリベンを使い、ユルドレンやスコーンを操り夢見る都市へのゲートを開けさせた。


なぜ呪いは繰り返されるのか?
ドゥル・インカル

夢見る都市は三週間をサイクルとする呪いにかかっている。呪いは徐々に拡大していき三週間経つと呪いは最大になり女王の玉座だった「砕かれた玉座」への道が開かれる。砕かれた玉座にいるサバスンの娘ドゥル・インカルを倒すと夢見る都市の呪いはリセットされ元の状態に戻り、また徐々に呪いは拡大していく。このタイムループは時間を操るベックスの力によるものだ。ベックスとハイヴはサバスンの策略によって過去に交戦している。このベックス、ハイヴ戦争でベックスはオリックスの玉座の世界の法則を解析するためアクシス・マインドのキュリア・ブレードトランスフォームを呼び出した。キュリアはオリックスの玉座の世界を解析したがオリックスによって倒され宿られサバスンに贈られた。キュリアの力を使いドゥル・インカルが倒されると夢見る都市の呪いはリセットされ、夢見る都市は永遠にこの呪いのループから逃れることができなくなってしまった。


伝承「不都合な真実」
不都合な真実

上述したようにこの呪いを解くにはパワー999でドゥル・インカルをソロで倒せと伝承「不都合な真実」に書かれている。不都合な真実は影の砦で重要な役割を担うであろうエリス・モーンと思われる人物によって語られているもので、このエリス・モーンは明らかに偽物である。なぜ偽物だと思うのかと言えば「希望」を「キボボボウ」と記されていたりどこか機械的な部分がある。この語り手であるエリス・モーンが偽物であればこの内容は真実ではない可能性もあり、パワー999でドゥル・インカルをソロで倒したとしても何も起こらない可能性もあるだろう。しかし、パワー999が現実的になった今、影の砦の楽しみのひとつとも言える。


記事:まるはし/稲森