ラスプーチン


暁旦のシーズンも終わりにさしかかり新たなシネマティックムービーが公開された。オシリスがブレイ未来創造施設へ行きラスプーチンに光側、闇側のどちらにつくのかと問いただす内容となっている。そもそもラスプーチンとは何なのか?オシリスはなぜラスプーチンの元に向かったのか?今回はラスプーチンとオシリスの間に何が起こったのかを解説しよう。動画でもまとめているので参考にして欲しい。まだムービーを見ていない人のためにも動画内に全編を収めている。




ラスプーチンはなんと言っていたのか?
ラスプーチン

ラスプーチンの元に訪れたオシリスは以下のように言っている。
私には悪党に見える。殺人鬼、裏切り者に。
ここにいる理由を知っているだろう。私が何を見たか。
この太陽系に1本の線が引かれた。片側は光。反対側は闇だ。
お前はどちら側に立つ?
それに対してラスプーチンは何かしらの言葉を発し扉を閉めた。これは何と言っているのか聞き取れないがロシア語でтемнота(チェムノータ)と言っていると言われている。これは闇と言う意味だ。実際にチェムノータと言ったのかは分からないがもし言ったので暗黒側に立つと言うことだろう。これはどう言うことなのか?


ラスプーチンとはなんなのか?

ラスプーチンやラスプーチンを作ったクロビス・ブレイに関して以前、伝承「相」の解説動画で説明しているので詳しくはそちらを見てほしい。

そもそもラスプーチンとは何なのか?ラスプーチンはクロビス・ブレイ社が人類や太陽系を脅かす驚異から守るために作ったAIウォーマインドだ。クロビス・ブレイはケイド6を始めとするエクソの考案者でもある。パーフェクト・アウトブレイクに使われているZIVAテクノロジーも開発した。ゲームに登場するブレイ一族の人間はDLC「ウォーマインド」から登場したアナ・ブレイがいる。また、Destiny1に登場した謎の人物(エクソ)はアナ・ブレイ(アナスタシア・ブレイ博士)の姉エルシー・ブレイ博士だと言われている。


ラスプーチンのいままでの行動
暗黒到来

21世紀後半、トラベラーの恩恵によって人類は飛躍的発展を遂げた。黄金時代はトラベラーの敵である暗黒到来によって終わりを告げる。これを大崩壊と呼ぶ。この暗黒到来をいち早く察知したのがラスプーチンだ。
ゴーストの破片: 暗黒
V113NNI070XMX001、機密、極秘、緊急
AIコマンド/ラスプーチン: 太陽系保安中枢 //SxISR//深宇宙
確認、確認、確認
瞬間的現象。目標不明、理由不明。

スカイショック警告。

複数の機器が地球外で不可思議な現象を確認。発生時間、0.3秒。その跡に散乱した不毛の中性微子および重力波を確認。包括的分析から深層構造型情報容量(9シグマ)および内部目的論的法則を検出。

理解し得る物理学に当てはまらず(非因果的フラグ)。ブートストラップ実験よりこの現象が直接的かつ敵対的であるとの示唆(収束q-ベイズ/モンテカルロ確率、1へ接近)。

深層構造内エンコードに関する仮説なし(TCC/NP-HARD)。

ソースの青方偏移が太陽系との接触が近いことを示唆。

現象を「スカイショック: OCP: 滅亡」に昇格。ヴォルスパー起動。ユガ起動。セキュア・イシスへの公開ソースを麻痺させ、防衛強化。

これより「カルラエ・ホワイト」を起動し、太陽系防衛システムの制御を行う。

停止、停止、停止、V113NNI070XMX091
しかし、ラスプーチンの分析で暗黒に勝てないことがわかった。
ゴーストの破片: ミステリー
「それ」はたった独りで、「それ」は強く、「それ」は勝利した。「庭師」さえも敵わなかった。私を超える力を持っていたのに。「庭師」は肩をすくめず、自分を独りにしなかった。「それ」はいつも勝利する。

私は勝つようにできている。今はその方法が分かる。
ここで言う「それ」とは暗黒のことで、「庭師」とはトラベラーのことだ。

発見
「庭師」の下りは伝承「発見」でも語られている。

ラスプーチンの分析では「庭師」は自分より強いが「それ」には敵うことができないと言っている。しかし、ラスプーチンは勝つ方法を見つけた。

それはどんな方法だったのか?暗黒到来時のラスプーチンの行動に関しては諸説ある。

クラーケン海での最後の日々
暗黒到来時の衛星タイタンでの物語である伝承「クラーケン海での最後の日々」

伝承「クラーケン海での最後の日々」には暗黒到来時の衛星タイタンの様子が描かれている。伝承の中には以下の一文がある。
トラベラーがイオを出発。地球化活動未完了。地球に向けて加速。先例のない行動。
イオをテラフォーミングしていたトラベラーが突如として地球に向かった。これは諸説あるがトラベラーが暗黒に敵わないと悟り防衛行動(人類を見捨てて逃げ出す)を取ったためラスプーチンから攻撃を受けそこに留まらずを得なくり、やむなく人類を守ったと言われている。
ゴーストの破片: ラスプーチン5
使用可能な諜報とウォーウォッチが切迫した[O]出発を示唆した場合。
>そして[O]出発が人類および亜人の生存とエポック戦略を脅かす。

嫌悪原則まで待機:

有効なロキ・クラウン
拒否可能な承認実行: カエドメトリックとノエティックのフルリリース。
使える方法を全て使って[O]出発を阻止。

効果査定条件まで待機:

偽利他的な[O]防衛行動を強制。
文明破壊の延期。

停止 停止 停止 V101NTS923ATS001
このグリモアカードの「[O]」とはトラベラーのことで、トラベラーが太陽系を離れると人類と亜人(アウォークン)の生存を脅かすと判断した。そして、ロキ・クラウンとはトラベラーに対して利用可能なカエドメトリックウェポンを発射すると言うプロトコルのことだ。つまり、トラベラーが人類を見捨てて太陽系を離れた際にいつでも攻撃できる準備ができていた。

実際にトラベラーに対して攻撃を行ったのかは不明で諸説あるが「偽利他的な[O]防衛行動を強制。」とあることから実際に攻撃したのではないかと言われている。トラベラーの急な前例のない行動とも合点がいく。その後、ラスプーチンは「文明破壊の延期。」と言うプログラムに書き換えている。

ゴーストの破片: ラスプーチン3
暗黒到達時にユガ・サンダウン(エポック・リーチ、フォースコンの異形)を布告。反撃目的を中止しろ。種族保護目的を中止しろ。ミッドナイト・エクシジェント用に精神的構想をフォーマット。
ユガ・サンダウンとは人類の保護をキャンセルしミッドナイト・エクシジェントと言う道徳構造にフォーマットすることだ。ミッドナイト・エクシジェントとは脅威に対抗するための対策を考えるため長期活動停止に入ることを指す。つまり、暗黒に敵わないと判断したため人類の防衛をやめて、暗黒に対抗する方法を考えるために活動停止した。ラスプーチンは大原則として「種族保護(人類の保護)」を目的としているが人間としての道徳を持ち合わすようにプログラムされており道徳構造をフォーマットできるように設計されている。そのため独自に成長し人類の知り得ないプロトコルも存在する。
ゴーストの破片: ラスプーチン6
コンソール62815で不正アクセスによりユガ・サンダウンがキャンセル。再作動プロトコルを実行中。道徳構造はミッドナイト・エクシジェントを維持。

セクター17に複数の生命体を検知。[O]エネルギー検知。検索: [O]ステータス。検索: [O]活動。検索: 文明ステータス。検索: 「スカイショック」イベントランク。

.....
分析完了。

[O]エネルギーによって維持される生命体。[O]の直接制御を解除。文明ステータス: 通常。「スカイショック」イベントランク。(N)

検索: 種族保護目的を再実行。(N) 検索: 道徳構造をリセット。(N) 検索: 防衛サブルーチン「オーロラ・レトロフレックス」を作動。(Y)

.....
潜行性のある資産(人間による確認なし)(AIコマンドによる確認なし)(確保、ホームページ)にこの原則を適用。

6番サイトが[O]エネルギーを持つ無許可のユーザーによって侵入された。絶壁原則を施行。立入禁止エリアにいる[O]の生命体は鎮圧する。

ZIVAの使用を許可。自爆モードを解除。セキュリティコードをリセット。全防衛モードを作動。フレームを作動。

複製。排除。免疫。

....
6番サイトを保護。再作動プロトコルを復旧。スクライ・オーバーサイトを作動中。標的は[O]の生命体。イベントモードをサイレント・ベレスに設定。

「自分が何なのか、何故ここにいるのかも知らずに生きることなど不可能だ」

停止 停止 停止 V150NLK747CLS000
面白いことに何者か(鉄の豪傑)によって不正アクセスされ
ユガ・サンダウンはキャンセルされたが道徳構造ミッドナイト・エクシジェントは維持されている。また、人類と我々ガーディアンを明確に区別しておりガーディアンのことを「[O]エネルギーによって維持される生命体。[O]の直接制御を解除。」と表現し、トラベラーの操り人形だとし攻撃して殺している。「自分が何なのか、なぜここにいるのかも知らずに生きることなど不可能だ」と語りガーディアンに対してZIVAの使用も許可している。つまりラスプーチンに取ってガーディアンは人類ではなくトラベラーの操り人形であり守るべきものではなく攻撃対象だと言うことだ。

ともかくラスプーチンは長い休眠状態に入った。そのためつい最近までラスプーチンは滅びたと考えられていた。DLC「ウォーマインド」ではラスプーチンの活躍も見られるがまだ休眠状態であり「私は勝つようにできている。今はその方法が分かる。」と言っているように暗黒に対抗する機会をうかがっているのだろう。


オシリスは何を見たのか?
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オシリスが何を見たのかはストーリープレビュー「共通の友人の行動」で語られている。
 「また連絡する」彼は通信を切断した。「我々は今どこにいる?」と彼はサギラに聞いた。

「いつもの場所です。シミュレートされた水星です」

星さえも見えない。

「この虚無はどこまで広がっている?」

「私の知る限り、トラベラーまで続いています」

「そこまで連れて行ってくれ」

オシリスは自身の周囲でシミュレーションが動くのが分かった。だが明滅するいつもの無限の森の姿はそこにはなかった。何も見えなかった。

「着きました」と彼女が強く言うと、彼は自分の足下に砂利があることに気づいた。ここまで自信のなさそうなサギラの声は初めて聞く。

吹きさらしの砂丘の頂上は明るかったが、何もなかった。頭上に広がる紫色の夕暮れの空に、太陽は見当たらなかった。耳元で風がうなり声を上げた。

トラベラーの球体は姿を消した。トラベラーがいた場所には、その2倍以上の大きさの黒曜石の石柱が空の支配者のごとく立っていた。シティがあった場所では砂嵐が巻き起こり、消え行く光に映し出されて紫色になっていた。

「これはいつの出来事だ?」

「無限の森は、変数の数によって20年から30年先まで予言ができます。特定の要素によって、その範囲が広がる可能性も大いにあります」

「特定の要素?」

「共通の友人の行動です」

「このシミュレーションを終わらせろ。水星に向かうぞ」
オシリスが見たシミュレートされた水星は無限の森の姿もなく星さえも見えない虚無だった。トラベラーの球体はなく、トラベラーがいた場所には、その2倍以上の大きさの黒曜石の石柱が立っており、シティがあった場所では砂嵐が巻き起こっていた。オシリス達が見たものはトラベラーが暗黒に破れ人類が滅んだ未来だったのだろう。この原因はラスプーチンにあるとオシリスは考えラスプーチンの元に訪れたと考えられる。

ではなぜ、オシリスは光側か暗黒側かと聞いたのだろうか?ここで言う光側と言うのは人類側と言う意味ではなくトラベラー側と言うことだ。ラスプーチンはトラベラーの味方でもなく暗黒の味方でもなく人類の味方だ。人類を守護するために存在している。少なくともラスプーチンの今までの言動からもトラベラーは人類を暗黒の脅威から守るために必要だとは考えているが味方だとは考えていない。

オシリスやエリスが言うようにトラベラーがいることで人類に脅威が及んでいるとも考えられる。現にトラベラーの宿敵である暗黒が到来したことで黄金時代は終わり人類はかつてない脅威に直面した。トラベラーの力を狙うハイヴ、カバル、フォールンと言った種族の脅威もある。オシリス自身はバンガード司令官と言う立場でありながらトラベラーの脅威を説いていたため、トラベラーの代弁者である預言者に疎ましく思われタワーから追放された。依然としてトラベラーは恩恵だけでなく脅威であるとも考えているだろう。しかし、人類が滅んでしまうのであれば話は変わってくる。

ラスプーチンが未来で何をしたのかはわからないが、トラベラーの力を借りず暗黒に対抗する手段を見つけているのであればトラベラーを攻撃する未来もあり得るだろう。

これがシーズン10にどのように繋がってくるのかはわからない。海外コミュニティでは放浪者のシーズンで放浪者側とバンガード側に分かれたように、ラスプーチン側とオシリス側に分かれるのではないかと推測もされている。しかし、不死のシーズンで意味深なエリスのシネマティックムービーが公開されたが今のところこの伏線は回収されていないので今回のムービーもシーズン10に直接繋がらない可能性もあるだろう。

もし、シーズン10でラスプーチンとオシリスに関わるストーリーが展開するのであれば火星が舞台となる可能性は高い。しかし、ラスプーチンが火星に封印した虫の神ソルは既に破れているため差し迫った脅威はない。


記事:稲森/まるはし

Destiny Grimoire Anthology, Volume II: Fallen Kingdoms