Trials_2.0


Destiny2にDestiny1の人気コンテンツだった「オシリスの試練」が復活した。新しいシーズン10「名士のシーズン」が開幕したが有望なコンテンツとしてはオシリスの試練のみでPvEプレイヤーは若干置いてけぼり感は否めないもののDestiny2のPvPはにわかに活気を取り戻している。

オシリスの試練は土曜日午前2時から水曜日午前2時までの週末のみの開催で火曜日お昼頃までのプレイヤー数は約3万人で全体の9%となっている。クルーシブルのプレイヤー数は21%あわせると30%程度がDestiny2のクルーシブルをプレイしていることになる。

ゲームモードは3v3のサバイバルにパワーアドバンテージを導入したもので7-0の不敗を目指す。蘇生有りのラウンド制で5ラウンド先取したチームの勝利となる。勝利数は対戦カードと呼ばれるもので管理されており3敗するか7勝することで完了する。3勝、5勝、7勝、不敗にはそれぞれ強力な報酬と最高峰の報酬が用意されていることからPvEプレイヤーの参戦も少なくない。

そんなオシリスの試練の現在と未来に関するインタビューを海外メディアPolygonがBungieに行った。インタビューはクリエイティブリーダーLars Bakken氏とアートディレクターのRob Adams氏に行われている。

Destiny2のオシリスの試練はオリジナルDestinyの試練にできる限り近づけたと語る。

2018年にDestiny2の試練であるナインの試練は不人気によって休止した。ナインの試練はDestiny2になってeスポーツを意識した4v4のクルーシブルのゲームモードとして新たに登場したカウントダウン、ライフリミットが週ごとに入れ替わった。DestinyのPvEはもともと3人、6人構成で4人チームのクルーシブルはPvE後にそのまま流れで参加すると言うことが難しく不人気に繋がっていたと言える。

また、武器カテゴリーもキネティックとエネルギーにメインウェポン、特殊ウェポンとパワーウェポンにヘビーウェポンと言うカテゴリー分けをされていたこともあってスピード感と緊張感のないゲームモードだった。

BungieがActivisionと決別したことによってPvPも3人、6人構成に戻し(現在も4v4対戦はある)、武器カテゴリーもキネティックとエネルギーに特殊ウェポンを戻し活気が戻ってきた。*実際にはActivisionから離脱する前に変更されている。

チームイントロ

Bakken氏はオシリスの試練は3v3で、ゲームから排除し、チケットベースでなくてはならないと語る。Destiny2で導入されたオシリスの試練は基本的にDestiny1のオシリスの試練と変わらないものとなっている。しかし、Destiny1から進化したものもある。例えば試練のカードはバフを買い直しする必要がなくオービットでリセット可能になりQOLが向上した。ナインの試練では長ったらしかったチームイントロも敵チームのものだけになりゲームまでの時間も短縮された。

オシリスの試練が時間とともにどのように進化していくかはプレイヤー次第だとAdams氏は語る。「我々の計画は流動的だ。今後数週間にわたって得られるプレイヤーからのフィードバックに大きく依存する」

シーズン11が夏にリリースされるが、この時オシリスの試練の武器や防具をアップデートするのかは今のところ不明だが、チームは柔軟に対応しプレイヤーの声を聞く準備は整えているようだ。

オシリスの試練は全てのプレイヤーが参加できるわけではない。このゲームモードは非常に優れた熟練したプレイヤーが何千人もプレイする。カジュアルゲーマーは彼らを恐れ参加を躊躇させる。しかし、魅惑の報酬を得たいと言う野心を手助けするストリーマーも多い。

「ゲームとしてDestinyにとって、野心は非常に重要。Twitterでたくさんの人が語っている。最初の不敗は自分とチームのため。残りの週末は報酬を得ようとしているプレイヤーをキャリーするため。これはとても勇気づけられることで素晴らしいことだ」

クランがレイドのキャリーを行うように、優れたPvPプレイヤーは試練に参加するスキルや勇気のない人々を支援する。Destiny2にはそんな素晴らしいコミュニティがあるのだ。

日本ではキャリーなどを行っている有名PvPプレイヤーはあまりいないが海外では多くの人気ストリーマーやユーチューバーがキャリーを行っている。日本人をキャリーしてくれるのかはわからないがTwitchなどでキャリー希望者を募集しているので興味のある人は覗いてみると良いだろう。当ブログのオーナーであるまるはしは自身はキャリーできるスキルはないものの優れたPvPプレイヤーを集めDestiny1でキャリー企画などを行っていた。PvPの優れたスキルを持ったプレイヤーがキャリーなどを行うことで国内のDestiny人口も増え活気が戻ってくるかもしれない。





記事:稲森