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実装前から不安視されていたDestiny2 オシリスの試練においてのチート問題。オシリスの試練は一度も敗北せず7勝することで特別な報酬が貰えるためDestiny1時代から不正行為が蔓延していた。しかし、驚かされるのは一般的なチートツールのAim Botのダウンロード回数だ。


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先週のオシリスの試練のプレイヤー数30万人に対してDestiny2のAim Botがこれまでにダウンロードされた回数は33万回だとする画像がTwitter上で共有された。このAim Botは一月前にリリースされたがDestiny2で今のところ検出された報告はないとチートツールサイトは謳っている。これはチートツールサイトの誇大広告である可能性もあるが見過ごせない問題だろう。


これに対してBungieのコミュニティマネージャーのDmg04は回答している。ネットで出回っている信じられない数のチートツールのダウンロード回数をみたが、これらにはマルウェアが含まれている可能性があり共有して広めないようにして欲しいと伝えた。

ユーザーからアンチチートを開発しないのか?との質問に対してDestiny2は既にアンチチートがあり、何千ものアカウントのチート利用を検出し頻繁にBANをしていると述べた。また、Bungieのセキュリティチームは常にアンチチートの改善に取り組んでおりユーザーが言うアンチチートがないと言うのは誤りであり、今週のBungieでゲームセキュリティの取り組みについて発表すると回答している。

これはDestiny2にアンチチートがないと思っていたユーザーに取って驚きの新事実になったが、実際にあるのであれば、ないと思っているユーザーが多く、ないと体感していることも事実で、それはないのに等しいと多くの反感を生んだ。

フォートナイトやCall of Duty: Warzoneのような無料のバトルロイヤルのモンスター級のプレイヤー数ほどではないもののオンラインシューターの中でも特に人口の多いDestiny2だが、人口が多い故に数千程度のBANではプレイヤーが実感できない程度なのかBungieのアンチチートが無能なのかはわからないが、少なくともアンチチートは実装されているようだ。


PCでチートを正確に把握することは難しい。明らかにチートだと言えるものもあるがわからない程度のチートがあることも事実だ。中には好プレイをチートだと決めつけるユーザーもいる。負けることが許されないオシリスの試練において敗北はストレスに繋がり不正行為に対して敏感になっているとも言える。

チートが蔓延しているゲームはDestiny2に限った話ではなく無料のCall of Duty: Warzoneでも同じ問題を抱えている。オシリスの試練のチートの横行は無料でプレイできることにも原因がある。パワー960の制限があるものの参加するための障壁がないのと等しい。それを利用してチーターは絶えず10ドルでキャリーするような募集を行っている。

オシリスの試練のような競争力のあるシューターではチートはつきものであり、チート対策が進めばチーターも更に狡猾に進化していく。Destinyに限った話ではないが、PS5やXbox Series Xでフレームレートやその他のパフォーマンスが向上することでPCを捨ててチートの少ないコンソールに乗り換えるユーザーが増えるのではないかとも予想されている。


記事:稲森
情報:forbes