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UBIソフトは2020年8月12日より発効される利用規約とプライバシーポリシーを更新した。利用規約やプライバシーポリシーの更新が話題になることはあまりないが、Rainbow Six Siegeプレイヤーたちはサブ垢禁止を含む更新にいち早く反応したようだ。


YouTubeのコンテンツクリエーターRogue-9がこの利用規約の更新に関して動画を作成し投稿したことで大きく話題になった。その後、プロチーム父の背中のけんき氏によって日本でも広く話題になっている。
2.5        複数アカウント。当社が特別に許可する場合を除き、アカウントを複数作成することはできません。複数作成された場合、お客様は当社の要請によって追加アカウントを解除するか、当社の方でそのアカウントを解除することができます。
15.  不公正な利得を得るため、またはストリームスナイピングなどゲーム内配信を妨害するために、他の配信者のライブ配信を悪用する。
話題になっている項目は条項2の「アカウントの作成方法とアカウント作成時の注意点 」の2.5の複数アカウントと条項5の「親しみやすく、安全で公正なゲーム環境とゲームコミュニティを維持するためのルールについて 」の15のストリームスナイピングの項だ。

複数アカウントについてはいわゆるサブ垢が禁止された。複数アカウントを作成した場合はユーザー自身でUBIに連絡をし解除するか、UBIがそのアカウントを解除する権限を持つ。

ストリームスナイピングはUBIが調査の元、処罰の対象としている禁止行為になる。なお、この項目にも記載されていないものもあるのでプレイヤーはモラルを持ったプレイを心がける必要がある。これらの禁止行為の処罰については程度や回数、影響度などによって、警告、ユーザー名、アバター、パスワードの無効化、ゲーム内の進行状況のリセット、レベルやポイントの削減、アクセスの無効化、一時的な利用禁止、長期的な利用禁止、アカウントの停止および閉鎖と幅広く対応するようだ。



これらの利用規約更新の背景には以前から問題となっている複数アカウントによるスマーフィングが上げられるだろう。Rainbow Six Siegeの開発者は将来的に無料プレイも望んでいるが簡単に複数アカウントを作成できるとスキルレーティングを操作しスキルの低いプレイヤーと対戦するスマーフィングが横行することを懸念していた。このインタビューの時点では複数アカウントを禁止していなかったが今回の発効で禁止される。

しかし、複数アカウントを持つ理由は何も不正行為のためだけではなく、スキルの離れたフレンドとプレイするためだったり、煩わしいフレンドを避けてひとりでプレイしたいなど純粋に使い分けで行っているプレイヤーがいるのも事実だろう。また、サブ垢に課金しているプレイヤーもいるため思いの外、問題が大きくなる可能性もあるだろう。


記事:稲森
情報:ubiyoutube