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ソニーは6月5日に予定していたPS5の映像イベントを延期することを発表した。


延期について「昨今の世界情勢を鑑み適切なタイミングではないと判断」としている。明らかな理由は語られていないが、アメリカで広がる黒人差別に対する抗議デモによるものだろう。

5月25日にミネソタで黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官による暴行によって亡くなった。これに対して全米各地で31日夜から1日にかけてもデモが続き、ゲーム業界にも黒人に対する人種差別の撤廃を訴える抗議運動「ブラック・ライヴズ・マター」が広まっている。


ソニー、Destiny2のBungie、Riot Games、 Marvel Games、 Twitch、 Bethesdaと言ったゲーム企業に止まらず、ストリーマーのNinjaらも「#BlackLivesMatter」や「#BLM」と言ったハッシュタグを掲げ抗議を表明している。

しかし、抗議だけに止まらずデモは激化し暴動と化している。一部地域では略奪なども起こり、各地のデモで少なくとも4400人が逮捕されていると言う。ソニーのイベント延期はこれらアメリカの情勢を考慮した上で決定されたのだろう。



PS5の映像イベントの新たな日程は今のところ未定となっている。


記事:稲森
情報:gamerantbbc