20191010-tlou2-thumbnail


先日、海外人気ユーチューバーGirlfriend Reviewsが「ラストオブアス2」の肯定的なレビュー動画を投稿した。(動画は物語の核心とも言える映像が使われているので視聴の際は注意)



ラストオブアス2

動画では、本作はクエンティン・タランティーノの映画「パルプフィクション」のように同じ事象を別々の視点から描く野心的な作品だと評し、互いにオーバーラップし補完し合う構造をした文学的な手法だと分析した。


これに対して、ラストオブアス2のディレクター ニール・ドラックマン氏がこのレビューは明確で素晴らしい。クリア後に見るべきだとコメントしたことで炎上する。



ラストオブアス2のゲーム性は素晴らしく多くのレビューサイトで絶賛されたが、プレイヤーの心を揺さぶる物語のためユーザースコアは賛否分かれた。そのため、Girlfriend Reviewsはノーティードッグから報酬を受けて肯定的なレビューを投稿したと批判するコメントが相次ぎ炎上した。


Girlfriend Reviewsはレビューに対してお金を受け取っていないし、スポンサーを開示しないことは違法であり、私たちのキャリアが終わるだけでなく、レビュアーに取ってもゲームスタジオに取ってもリスクしかないと否定した。



また、アビー役のローラ・ベイリーさんが殺害予告を受けていることを告白したツイートを引用し、ゲームプレイの怒りについてよく考えて欲しい。画面の中のキャラクターを演じている役者は何も悪いことはしていないし、このエネルギーは実際の不正に対して向けるべきだとコメントしている。

ラストオブアス2は議論を生む衝撃的な内容のためさまざまな意見があることは良いことだろう。しかし、ゲーム内容とは関係のない批判や役者に対する脅迫は、ゲーム愛ではなく独善的な考えでありただのエゴであることに気づくべきだ。