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8月上旬PS4独占タイトルだった「ホライゾンゼロドーン」がPC向けにリリースしたことで大きな話題になった。これまでPS4独占タイトルのPC移植はあったもののファーストパティータイトルとしては初の試みとなった。

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ソニーの「Corporate Report 2020 統合報告書」では同社のさまざまな計画と取り組みに言及している。同報告書の43ページに「1st PartyタイトルのPCプラッ トフォーム向けのIP展開を強化することで、さらなる収益 の確保を図っていきます」と記載されている。

これがPS5独占タイトルをPC展開すると言う確証にはならないが、ソニーは今後も「ホライゾンゼロドーン」のようにファーストパーティタイトルのPC展開を考えているようだ。しかし、マイクロソフトもXbox独占タイトルのPC展開をしているが、マイクロソフトの戦略とニュアンスが違ってくる。

「アクティブユーザーやプレイ時間の増加、ネットワークサービスの充実、コンテンツIPの強化によって、数ある選択肢の中からプラットフォームとして選んでいただくというもので、アクティブユーザーの増大、リテンションの強化、キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)の短期化などを果たし、キャッシュ・フローの拡大を図る計画です」

PS5について「数ある選択肢の中からプラットフォームとして選んでいただく」としていることから、まずはPS5ありきで、PS5独占タイトルは必要であり、マイクロソフトのように発売日からマルチプラットフォームでのリリースは考えていないように思われる。まずはPS5でリリースし、必要であれば時期を見てPC版もリリースすると言う形になりそうだ。

とは言え、今後PS独占タイトルがPS5やPS4だけでなく、PCでもリリースする可能性があることはゲーマーに取って嬉しい報告だろう。


記事:稲森
情報:gamerantsony