エンディング



サイバーパンク2077をクリアしたので感想を書いていきたいと思います。サイバーパンク2077は近未来を舞台としたSFオープンワールドRPGで、アラサカコーポレーションが支配するナイトシティで成り上がりを夢見る主人公Vとしてプレイします。



自由度の高いオープンワールドが売りで、主人公に性別はなく男性と女性の見た目を選べ、性器やアンダーヘアのカスタマイズ、恋愛対象まで選ぶことができます。(性器やアンダーヘアのカスタマイズは規制のため日本語PS4版にはありません。)

ロマンス

恋愛対象の選択は、いわゆるロマンスといわれているもので、特定の場面で選択肢を選ぶと登場人物とのベッドシーンがあります。自由度が高いように思えますが、現実の恋愛と同じで相手にも選ぶ権利があり、相手の性的趣向にあった外見をしていなければロマンスまで発展しません。ロマンスの相手には、異性愛者、男性同性愛のゲイ、女性同性愛のレズビアン、両性愛のバイセクシャルがいます。

スキル

Vの能力値によって、戦闘スタイルや選択肢も変わってきます。私は主に肉体にステータスを割り振り、いわゆる脳筋キャラクターとしてプレイしました。肉体のステータス値が高いと施錠された扉を強引に開けたり、選択肢も力で乗り越えるようなものになります。

戦闘

後半の戦闘では強力な重火器で戦うより素手で殴ったり近接武器で戦った方が強く、銃でも怯まない敵が金属バットで2、3発殴ると溶けてしまうシュールな戦闘になっていました。

脳筋キャラクターで戦闘に詰まる場面はありませんでしたが、反対に知力を重視したネットランナーだとボス戦や大量の敵が出現する場面でどのように戦うのか興味があります。

ネットランナー

ネットランナーとしてプレイした場合、サイバーパンク2077の世界観を満喫できそうではありますが、銃を撃ったり、相手を殴ったりする単純な作業と比べて、相手をスキャンしてハッキングを選んでと少し手間ですので戦闘の多い場面だと面倒くさくなってきそうな気もしますね。




クリアまでの時間、シナリオの評価
エンディング

ストーリーだけを進めた場合、クリアまで20時間前後といわれています。私もクリアを優先にプレイしていましたが、結局メインキャラクターのジョニー、ジュディ、パナム、ローグ、ケリー関連のサイドジョブをあらかた完了して43時間ほどかかりました。(それ以外の大量にあるサイドジョブはほとんどプレイしていません。)



43時間とだいぶプレイしましたが、メインストーリーに関しては若干物足りなさを感じました。事前に、CD Projekt REDの前作のウィッチャー3があまりクリアされていないことから、それよりも少し短くなると知っていましたが意外とあっけない感じでしたね。エンディングはいくつか用意されていて、私が最初に選んだものがバッドエンドっぽいものだったのでその影響もあるかもしれません。



決してバッドエンドが嫌いというわけではありませんが、エンディングまでの物語の進み方、クリア後の余韻など、あまり心地の良いものではなく、ただ虚しさを感じるものでした。いくつかエンディングがあるので、ハッピーエンドも見ましたが何か引っかかるような終わり方でした。この辺りはストーリー主体のゲームではなく、複雑な分岐などもあるので登場キャラクターとの距離感に違和感を感じたりするせいかもしれません。例えばパナマとのロマンスを経てアルデカルドスの力を借りる選択をした場合に意外とパナマが素っ気なかったりします。




バグ問題


サイバーパンク2077はPS4など旧世代機でパフォーマンスが悪いと炎上しました。私はPCでプレイしたので特に大きな問題もなくクリアしました。最新スペックのPCではありませんがクリアまで一度もエラーは起きませんでした。

私はグラフィックよりもフレームレートの安定性を重視するのでグラフィックは高、最大FPSを60固定の設定でプレイしました。本当はもう少し高いフレームレートでプレイしたかったのですが、これ以上あげるとカクついたりする原因になりそうなのでやめました。

バグ

細かいバグはPCでもいろいろとあります。スペック不足の問題だと思いますが、乗り物に乗った時に一瞬装備が表示されず髪の毛のあるキャラクターにも関わらず髪の毛が表示されなかったりもします。

その他にも乗り物を呼び出すと目の前で爆発したり、乗り物で三人称視点にならなかったり、敵が壁に埋まって倒せなかったり、選択肢の背景がそのまま残っていたり、アイテムが拾えなかったりなどありました。



総評
総評

オープンワールドRPGなので、ストーリーを重視したり、アクションに重きをおいている方にはおすすめできません。FPSですが銃撃戦もそれほど多いわけでもなく戦闘難易度も高いわけではありません。難易度ノーマルであれば戦闘に詰まる場面は一度もないと思います。

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主人公Vがナイトシティの伝説になるといっている割りに、ジャッキーのようにぎらぎらしているわけでもなく、用意されている選択肢もどちらかというと冷静で大人しめなので、ちぐはぐな印象も受けます。

総評2

ゲーム的にも目新しいことや革新的なこともなく、悪くいえば当たり障りのないオープンワールドRPGといった印象です。もちろん、世界観の作り込みは素晴らしくプレイしていて楽しいですが、今年話題となったゴーストオブツシマのように風景の美しさに目を奪われたり、戦闘の緊張感を感じたり、ラストオブアス2のように感情を揺さぶるような体験はありませんでした。

SFが好きで、近未来都市を舞台にしたオープンワールドを探している方にはぴったりな作品ですが、期待しすぎるとがっかりするかもしれません。



記事:神谷
情報:cyberpunktwitter